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アドラーの教え「嫌われる勇気」で自分の弱さと向き合い自分を変える決心ができた

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いおり
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こんにちは!いおり(@iori_holoholo)です!

私には長年悩んできた弱点があります。

それは、メンタルが弱い事です。

いおり
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ついでに体力もない。

 

漠然とした不安感・人間不信が長い事あったのですが、ここ最近大きな変化が起きています。

今回は、自分の弱さと向き合い「自分を変える」と決心するまでの過程を記事にまとめました。

メンタルに変化が表れるまでにした実際の行動については次の記事でまとめます。

先に断っておくと、アドラーの本の紹介よりも私の話が多くなっています、ご了承ください。

私の過去の話

まず、私の過去の話から書いていきます。

学生時代の不安

自分の中にある問題を自覚し始めたり、ネガティブな変化が表れたのは中学校に入ってからでした。

中学校では一時期、自転車のタイヤに釘を刺されてたり、席に画びょうや虫が置いてあったり、わざと私に聞こえるようにグループに嫌なことを言われたとかそういう経験があります。

当時友達はいましたが、そういう時に「助ける」とか「励ます」っていう行動に出る子はいませんでした。

たいしたことないと思おうとしてたけど、毎日苦しくて学校に行けなくなりました。

でもこのままだとこの先の人生どうなるんだろうという不安の方が大きくなり、途中でまた学校に通いはじめ、高校にも行きました。

高校では、新しい友達ができたり、部活に打ち込んだり、楽しいこともありました。

大きな嫌なことも数えるくらいしかなかったけどなぜかずっと辛くて、とにかく登校時は「強くなれ、強くなれ」って自分に言い聞かせながら足を前に出していました。

いおり
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ちょっと暗めの学生時代でした。

家族ができて生きることへの考えが変わった

高校を卒業して実家を出てからも不安感は続き、そんなに生活に困っているわけでもないのに「もう生きるのをやめたい。」と感じてました。

楽しいことがあっても、表面上だけ楽しんでいて、根っこは暗いままという感じです。

そんな私が変わったのは夫と出会ってからです。

私がこれまで会ってきた人類の中で一番打算のない人でした。

いつも優しいし大切にしてくれました。

だから夫と結婚してからは「生きるのをやめたい。」とは思わなくなりました。

さらに妊娠すると「生きねば!」というエネルギーが沸いてきました。

いおり
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この時期は比較的心が安定していました。

 

親になって気づいた自分の育った環境の問題点

「家族」という生きる意義を得て漠然とした不安がなくなったかというとそうではありませんでした。

それどころか、育児をしていく中で気づいてしまったのです。

自分が育った環境の問題点に。

何が問題だったのかというと

  1. 親が不仲だった
  2. 家庭内のコミュニケーションがネガティブなものだった

ということです。

父は常に不機嫌で、口を開けば世の中や知人の愚痴ばかりでした。

「人を信用するな。」ってよく言われてました。

いおり
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父は何があったんでしょうね・・・

亭主関白な父だったから、母は父に合わせていました。

たまに母が父に何か言うと「お前は男か?」と荒ぶって、物を投げたり・・・

いおり
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両親がごくたまに普通に会話してるだけでうれしかったな。

家庭で繰り広げられる会話はハッピーな内容はなく、父がいる時は基本的にピリついた空気でしたが、私にとっては普通の事だったので大人になるまでうちがあまり健全ではないと気づきませんでした。

 

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子育ての不安

子育てしながら過去を反芻

子育てが始まると、毎日のこんなことばかり考えていました。

  • 私の両親は仲良くなかった。
  • 私はいつも父を怒らせないように、喜ばせるように、話を合わせていた。
  • 母は優秀な従妹ばかり褒めてた。
  • 人生は苦しい、人は信用できないと思いこまされてた。

など・・・

 

子供たちと過ごしていてると、特に過去を思い出しました。

ご飯を食べているときは、私が子供の頃の食事風景を。

外出した時は、車内で母を怒ってた父を。

娘と二人で話しているときは、母が私に言う悪口を。

 

いおり
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ネガティブなことばかり反芻しました。

子育てに影響

一番の問題は自分の子育てにどんどん自信がなくなったことです。

私は妊娠中は

いおり
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普通に育てれば大丈夫。

とのほほんと考えていました。

それなのにいつの間にかいろんな家庭と我が家を比較するようになりました。

 

あのママはいつも笑っているしお子さんも楽しそうだ。

この家庭は経済的なゆとりもあるようだし、ママ・パパの経歴もすごい。

こっちのママはいろんな知育をして、お子さんも優秀。

 

うちはどうなのか?

 

私は・・・育ちも悪いし、頭も良くない。

生活には困ってないけど、私立に行かせる経済力はない。

ネガティブだし、怒ってばっかりだし。

私は何を持っているの?

私なんかがちゃんと子育てできるわけない。

頑張らないと。

頑張らないと。

 

これは昔からですが、気持ちの状態にはかなり波があって、良いときはいいんです。

良いときは普通に楽しく、活動的。

だけど良くないときは本当にダメで、自己嫌悪と不安に襲われました。

そういう時は夫に話したり、泣きながら布団にくるまって、甘いものを食べたり、スマホアプリで気をそらしたり・・・

でもそれは、一時しのぎになったとしても根本的な解決にはなってないと自覚していました。

 

このままじゃだめだと焦って、新しいことを始めたり、自己啓発本を読んだりしました。

でも焦って始めたことはほぼ失敗しました。

HSP診断というものもやってみたりしました。

強いHSPとでたので、もしかしたらHSPのことを知れば解決策が見つかるかもしれない、と同じような人や楽になる方法を探しました。

為になることや共感することはありはしました。

でも、HSPのことを考えるほど「私はHSPだから・・・」と、まるでその言葉を免罪符みたいに都合よく使いたくなる時があって、そんな自分は好きになれませんでした。

 

「自分を変える」と決意できたアドラー心理学の本

私が「私は変われる」「自分を変える」と思えたのはアドラー心理学の本を読んでからです。

「嫌われる勇気」

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これを読んでわかったことがあります。

私はアドラー心理学的に言えば

「私は親の子育てが悪かったから苦しんでる」

親のせいにしたいだけなのだということです。

本の中では、「目的論」と書かれていました。

なぜ親のせいにしたいのかというと

  • メンタルの弱さを改善する行動をしないため
  • 自分はかわいそうで特別な存在と周り(親)に思わせたい
  • 子育てでうまくいかないことを親のせいにしたい

とかでしょうか。

いおり
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書いてて嫌になりますが。

 

「嫌われる勇気」を読んで、自分のメンタルの弱さや不安を親のせいにするために、色眼鏡をかけて親の悪かった面だけを見ているんだと気づけました。

色眼鏡をかけなければ、

  • 父は毎日愚痴をこぼすほど辛い思いをしながらも家族のために一生懸命働いてくれた。
  • 母は父の理不尽な態度に耐えて家事と育児を頑張ってくれた。

となります。

それに、皆さんもお気づきでしょうが実際うちはそんなにひどい家庭ではないです。

私は健康体で大人になりました。

たぶん父は「男とはこういうものだ、長男はこうするのが当然だ」と教えられて生きてきたのでしょう。

今の時代にはそぐわなかったけど、父なりの正義があり、頑張っていたんだと思います。

また、私と妹はメンタルが弱くて大人になってからも悩んできましたが、弟に関してはそれがありません。

同じ親に育てられても同じようにならなかったということは、本人の性格や行動によるところが大きいということです。

 

とはいえ私は100%親の子育てを肯定はできません。

だって大なり小なり親の育て方に問題があればその影響は子供にいきます。

ネガティブな声掛けばかりされた子とポジティブな声掛けばかりされた子に違いが出ないとは思えません。

子供が大人になってからも苦しむような子育てを、我が子には絶対したくありません。

ですが、私の子育てと、自分の抱える問題解決は別の話です。

 

私の抱える問題は私に原因がある。

子育ては、私の課題(または子供の課題)である。

私の親は関係ない。

「嫌われる勇気」によるとこれは「課題の分離」と言います。

 

「嫌われる勇気」を読んですぐは、正直認めたくありませんでした。

自分の弱さとずるさを。

いおり
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自分で納得するまでに数か月かかりました。

 

そしてようやく、自分を変えれば問題は解決すると確信できました。

「目的論」で自分を振り返る

アドラー心理学の「目的論」は自分の行動や発言の理由を自覚させてくれます。

本に載っている例だと、人は相手に言うことを聞かせるために「怒り」を利用する、というものがあります。

「ついカッとなって」というのも言い訳だそうです。

これを知ってからは、ことあるごとに自分の発言や行動に隠された目的を自覚するようになりました。

 

子供を怒ってしまったとき

  • 子供に私の言うことを聞かせようとしている

と自覚してます。

 

また、夫に対してイライラした態度をとってしまったときも

  • 私はイライラしてるから気を使って行動してね!ってアピールしている

と自覚してます。

 

過去の発言も思い返されます。

 

「私はコミュ障だから」とか「人見知りだから」とか言ったときは、

  • 変な発言をしても許してもらう
  • 人との関わりを避ける

という目的があったんでしょう。

 

「私はHSPだから」と言ったときは

  • 相手に傷つくことを言わせない
  • トラブルを避けたい
  • 気を使ってほしい

っていう目的があったかもしれません。

 

自分の怒りや態度や発言に隠されている目的を見つけて、感情を道具として使わないようにしたいと思いました。

 

さいごに

「嫌われる勇気」は、自分の思考や行動を俯瞰してとらえるためにとても参考になる本でした。

読んでると恥ずかしい気持ちになったりちょっとショックを受ける内容もあったりするので、自分事として向き合うのにはかなり時間がかかりました。

しばらくしてから読み返すと「本当にそうだな」と素直に思えています。

 

過去を断ち切ろう。

 

自分を変えよう。

 

と思ったあと、自分の生活を変えるためにいろいろと試し始めました。

全く成果が出ないこと、少し成果がでても挫折したこともありました。

が、今はポジティブな歯車を回すことに成功しています!

 

次の記事では、自分のメンタルが劇的に改善するまでにした行動をまとめました。

『自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス』を実践したらメンタルが劇的に改善した話メンタリストDaiGoさんの本「自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス」を参考に自分の行動を変えたら、本当に不安が自信に変わった!自己効力感を鍛える・食生活の改善・マルチタスクからシングルタスクへ・反芻思考を止める、など、具体的に私がやった行動をまとめました。...

 

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いおり
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最後まで読んでいただきありがとうございました!