我が家の娘は2019年の11月からこの記事を書いている2020年10月まで、公文式(国語)に通っていました。
無料体験をして、入会した時の記事はこちらです↓

そしてこちらは入会して5か月たった時の記事です。



入会時にはひらがなを全く覚えていなかったのに、読んだりなぞり書きプリントができるようになりました。
この2つの記事までだととても順調に進んでいるように見えるけど、2020年10月で退会しました。
月初めでちょっともったいないかもって考えがよぎったけど、きっぱり通うのをやめました。
なぜ退会することを選んだのか・・・
理由をまとめてみました。
ちなみに・・・この記事に書いた話は公文が良い・悪いじゃなく、我が家に合う・合わないの話で、決して公文式を否定しているわけではありません。
Contents
宿題を無理強いしてしまうことがあった
はい、一番ダメなやつ。
退会することにした最大の理由です。
本当はこんなことわざわざ記事にしたくないけど、娘への懺悔とこれからは繰り返さないっていう戒めの気持ちで正直に書きますね。
毎日のプリント学習、楽しく進んでやる事もあればそうじゃないこともあります。
特に子供が小さいうちは波が大きいと、先生もおっしゃっていました。
楽しくやってるときはいいんですよね。
さらさらっとやってすぐ終わり!
やりたい!と言っていつもより多くやったりすることも。
でも、どうしてもやる気がないときに
- プリントやろっか!(笑顔)
- ・・・それプリントやってからにしない?(真顔)
- いつやるの!?(怖い顔)
と、だんだん強い口調でやるように指示してたこともありました。
※念のため夫にも確認したけど、大声を出して怒るとかそういうことはなかったです。
でも、いったん怒りの感情になったらなかなか元に戻らないのが私の悪いところ。
娘がしぶしぶプリントをやり始めても隣に座ってるのは怖い表情の私です。
最悪ですよね。
怒りの感情のあとに巻き起こるのは自己嫌悪。
辞めると決断したのはプリントをしてる娘に
「ママ、私のこと嫌いなの!?」
と言われたからでした。
娘にそこまで言われないと決断できなかった私が心底情けなくなりますね。
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「早い!」という誉め言葉が合わなかった
宿題を無理強いしてしまったことは一番の理由でしたが、それ以前にもなんとなく公文式のやり方に違和感を感じていました。
それが、「早い!」という誉め言葉。
くもんではプリントをやるときにストップウォッチで時間を計ることもあるくらい、早さは重要視されています。
というか、私はそんな印象を受けました。
先生はよく
「このプリントを○○分でできるようになったら次に進みましょう。」
というようなことを言ってました。
あと、プリントによっては何分で読めたか記入するものもありました。
SNSを見てると、スピードを求められたことはないという意見も目にしたので教室によっても違いがありそうです。
もちろんプリントを早く終わらせることはいいこともあります。
短時間集中して早く終わらせる習慣をつけると本人が楽だし、学習をすすめやすいです。
早く終わらせることをゲーム感覚で楽しめる子もいるそうです。
でも、娘は本もお絵かきもプリントも、じっくりゆっくりやるタイプでした。
30分以上も一枚のぬり絵をしていたり、4時間絵の具で絵を描いていたり。
絵本は1ページずつ「なんで?」「これはこうだよね。」と感想を話すのが好きです。
公文の教室でプリントをやっているときも、お話を読みながらそれについての話をするけど「さ、先に進んじゃおう!」と先生にうながされるんですよね。
もちろん余計なことを話さず、ささっと進めないといけないときは来ると思います。
小学校に入ってからとかね。
でも今はまだ、娘のペースでじっくりゆっくりがいいと思いました。
それから、「早い」というほめ言葉は娘のマインドセットにも影響していました。
参考にしたのはこちらの本。
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人間の能力は固定的で変わらない!という「fixed mindset(フィックスドマインドセット)」
人間の資質は努力すれば伸ばせる!という「growth mindset(グロースマインドセット)」
子供のマインドセットをグロースマインドセットにしていくには頭の良さや才能をほめるより、どの方法でどれだけ努力し、どんな選択をしたかということをほめるべきということが書かれていました。
公文のプリントを早さだけに着目して褒めると、うちの娘の場合は早くできるものしかやりたがらなくなりました。
また、マインドセットの本関連でいうとこんなこともありました。
娘が0~2才向けの絵本を音読してくれた時、いつもなら「すらすら読めたね」「もうよめたの!?」という声掛けをするところを、「たまちゃんにはちょっと簡単すぎたね!」と言ったんです。
マインドセットの本に書かれていた声掛けです。
すると、いつもならまた同じ本を読んでいたのに、その時はもう少し文字の多い絵本を持ってきて読み始めたのです!
これには驚きました。
親のささいな声掛け一つで行動パターンが変わるんだなと実感しました。
公文でとてもいきいきしてる子を見た
くもんに娘と同い年ですごく先に進んでる子がいる。
その子の姿を見てると、くもんに合ってる子なんだなと思う。なんていうか、学習してる姿がとてもいきいきしてる😳✨
うちの子達にも、なんだっていいからいきいきできる場所を提供したいなぁ😊
— いおり🎃アート&おうち英語 (@iori_holoholo) October 4, 2020
公文にいきいきとプリントをこなす子がいました。
その子を見て思ったんです。
あの子は公文があってるんだな。
あの子のママはお子さんにぴったりの場所を見つけてあげられたんだな、と。
うちの子は、どう見てもいきいきしていない。
私は娘に合った環境を探してあげたり、楽しめる方法を模索するべきなのに、公文に娘をあわせようとしていました。
また、娘に合っていないんじゃなく、私に公文を楽しませる能力がなかったのかもとも思います。
声掛けとか表情とかいろんなことの積み重ねが、私に原因があるように思えてきます。
それから、
もし下の子がもう少し静かにできる年齢だったら・・・
もしもっと時間に余裕があれば・・・
とか、意味のない「もし」を想像したりもしました。
でもこれはくもんに限った話じゃないんですよね。
考え始めると自己嫌悪が止まらなくなるから「今の娘と私には、合わなかったんだ」と考えることにしました。
家族で過ごす限りある時間にピリピリした空気になるのが辛かった
プリントをやるとき、なんかピリついた空気が漂うんです。
良い雰囲気ですらすらできる時期もあったけど、辞める直前は特にピリピリした日が多くなってました。
仕事が終わって、保育園に迎えに行って、帰ってきて、お風呂入って、ご飯食べて・・・
ってしたら残り時間は1時間!?
仕事が終わる時間にもよるけど、家族で過ごす自由時間の少なさ・・・!
そのうち30分を公文に使ったら、残りは30分です。
ピリピリした空気をすぐに切り替えられればいいけどそうでないこともあります。
それが辛かった。
できる限り楽しい雰囲気でいたいです。
我が家はディズニー英語システムをやっていますが、毎日習慣にしてるカードの取り組みをするときにはふつ~に明るい雰囲気でさらりとやれるんですよね。
英語以外の学習も、たのしい習慣化ができるのが理想です。
公文を辞めてから娘とやっていること
辞めてみてわかったのは、公文に行かせてるときと悩みが変わったということです。
公文に行かせてるときはどうやってくもんのプリントをさせるかを考えていたけど、辞めると何をさせるかで悩みます。
せっかくできた学習習慣や読み書きは継続したいですから。
親としては、公文に行かせてる方がある意味では楽でした。
出されたものをやっていればよかったので。
今私が悩んでいるのは
- 何なら楽しくできるかな?
- 何からすればいいかな?
ということ。
で、さっそく始めたのは娘・私・夫の交換ノートです。
参考にしたのはこちらの市販のノート。
このノートのように、普通のノートにお互いに質問を書いてそれに答えたりしています。
内容は、好きな食べ物や果物だったり、お話を読んでそれに答えるものだったり。
市販のワークとか、小学校で習う漢字とか、どんな問題が出てるかを検索して、それを交換ノートに娘が楽しめる書き方で書く、ということもしてますね。
あと、絵本の音読をしてもらってます。
私が絵本を読むと、
といって1日に1~2冊ですが、読んでくれます。
公文の先生も、「本読みを継続すれば公文(国語)を辞めても大丈夫」と言っていました。
公文のおかげで本を読めるようになったのはまちがいないし、辞める際にそういうポジティブな言葉をなげかけてくれる先生、本当にありがたい・・・
以前取り寄せた通信教育のお試しセットを引っ張り出してやったりもしています。



シールを使ったり、カラフルな教材はやっぱり楽しいようで。
何か始める可能性もありますね。



今回、私としてはかなり思い切った決断をしました。
辞めて大丈夫!?みたいな不安もあったけど、だいぶ落ち着いてきましたね。
これからも学習に関しては悩むことがあると思いますが、「娘が楽しめる」ということを軸に考えて進めていきたいと思います。