我が家の4才娘はピアノを習っています。
習う前は
と思っていたのですが、習い始めて3ヶ月たったくらいから毎日自発的に練習するようになりました。(今は習い始めて5ヶ月です。)
これには結構驚いているのですが、我が家なりにいくつか気を付けたこと・やったことがあり、それがよかったのかも!と思っています。
今回は、娘が毎日自発的にピアノを練習するようになるまでにした体験談をまとめていきます。
Contents
我が家の方針
ご家庭の方針は様々だと思うので、我が家の方針を先にお伝えしておきます。
- 「音楽は楽しい!」という気持ちを育むことが一番大切
- 表現力を養うために技術を身に着けてほしい
- 自信につなげたい
- やめたくなったらやめればいい
- ほかの楽器に変えるのもあり!
こんな感じです。
最初娘は「木琴が習いたい」と言っていたのですが、年齢的に通えるところが見つからなかったので一番ベーシックで教室も見つかりやすいピアノを選びました。
ピアノが弾ければほかの楽器へ移行するときにも経験が生かせると考えました。
スポンサーリンク
習うまでにしたこと
まず、実際にピアノを習うまでにやったことから書いていきます。
書籍「ピアノを教えるってこと習うってこと」で予習
私は小さいときにピアノを6年以上習っていたのにイヤイヤやっていた為全く上達しなかったという経験があります。
なので、娘との関わり方に関しては結構慎重にならないとなと身構えていました。
まずは知識を入れよう!と思って読んだのがこちらの本。
(2021/04/11 22:34:06時点 Amazon調べ-詳細)
著者の樹原涼子さんは「ピアノランド」というベスト&ロングセラーのメソッドも出版されている方です。
(2021/04/11 22:34:06時点 Amazon調べ-詳細)
テレビ出演もされていました。
この本を最初に読んで大正解でした!
ピアノの先生向けの章と親御さん向けの章、両方に向けての章があり、親が悩みがちな部分だけじゃなくて「先生がどんなことを考えてるか」も知ることができます。
娘が通っているピアノ教室にもいろいろなピアノの本が置いてありましたが、先生にお勧めの本を聞くとこの本だと言っていてうれしくなりました!
他にも2冊ほど読みましたが、その中ではやはりこちらがオススメです。
我が家ではこの本を参考にしつつ娘の性格に合わせて娘との関わり方を調整していきました。
ネットでピアノ教室を検索して体験!
通えそうな範囲で良さそうなところを検索しました。
時間とか交通面を考えると正直かなり限られていたので、我が家の場合は一か所だけ見学し、先生の対応も私達親子との相性も良さそうだったのでそこに決めてしまいました。
ただ、本来なら数か所見学に行くべきだと思います。
教室選びのポイントについてはハハトコtimeというブログを運営されているみさきさんの記事がとても参考になりました!
子どものピアノ教室の選び方と初期費用|5才の息子に合う先生を探した方法
私は教室を決めてからこちらの記事を読んだのですが、我が家が選んだ教室は大丈夫そうだとホッとしました。
これから教室選びを始める方はぜひ読んでみてください!
習い始めてからしたこと・していること
ここからは、実際に習い始めてからしたことや継続してやっていることを書いていきます。
レッスン内容と先生の言葉をメモ
教室では親が付き添わなくても良いみたいなのですが、私はどうしても無理な時以外は付き添っています。
何をしているかというと、メモを取っています。
- 何を弾いたか
- どこでつまづいたか
- その時先生がどんな声掛けをしたか
- 娘が何を言ったか
- 娘はどうしたいと思っているか
- 来週までの宿題
などなど。
たくさん書く時もあれば少しメモするくらいの時もあります。
最初はこれがどう役に立つかわからなかったのですが、結構役に立ってます。
成長が感じられる日記としても良いし、今先生が何をさせたいと思ってるかを把握できるのがいいです。
それがわかれば家で私がやれそうなことも思いつきます。
メモは次の項目にも役立っています。
先生とのコミュニケーションを怠らない
メモを取ることで、娘と先生の話がかみ合ってないときとか、これは後でフォローしておこう、と思うようなことも忘れません。
時々そういうことがあればレッスン後に伝えるようにしています。
言ってよかったのは、進むスピードと我が家の方針です。
何回目かのレッスンで、先生のスピードに娘の気持ちが追い付いていないことがありました。
口数も少なくて明らかに楽しくなさそうでした。
最初から楽しくなかったら、辞めるどころか4才にしてピアノ嫌いになってしまうのでは・・・?まずはどんな形でも楽しむことから!と考えました。
その時は、
という感じのことを伝えました。
それからは娘の好きな曲重視でレッスンを進めてくださっていて、娘も
と喜んでいます。
ちなみに
とかポジティブなこともよく伝えてます。
先生へのリスペクトを大切にしつつちょっと気になったことはさくっといえる関係性だと、たとえ大きな問題が起きたときも、辞めたいと言い出した時も、いい関係のまま話が進められると思っています。
電子ピアノ購入(20秒ルールを実現)

我が家は思い切って電子ピアノを購入しました。
買ったのはYAMAHAのClavinova CLP-745WAです。
詳しくはこちらの記事にまとめています。

ヤマハ電子ピアノ『クラビノーバ/CLP-745』を選んだ理由と使った感想
それまではキーボードで弾いていたのですが、やっぱり鍵盤の重さが全然違います。
また、キーボード用の置き場を作れていなかったしスタンドもなかったので、弾くときは私がテーブルに置いて、電源コードをつないで、物をうまいことおいて楽譜を立てられるようにしていたのですが、これってめちゃくちゃ手間でした。
習慣にしたいのに毎回面倒臭いという感情がおこるわけですね。
20秒ルールって知っていますか?
習慣を作りたいときは20秒以内に取り掛かれる仕組みを作るべし!という心理学者のショーン・エイカーさんが発表したルールです。
これは私自身の習慣作りで気を付けていることなのですが、娘の行動にも当てはまります。
やりたい!と思ったときに20秒以内にやれる状態にしておくことが大切なんですね。
電子ピアノを買った段階でかなり実現できたのですが、今では譜面台に常に開いた状態の楽譜を置きっぱなしにしています。(嫌な人もいるとは思いますが・・)
娘は椅子に座り、ふたを開け、電源を入れるだけです。
娘が私に何か頼む必要もなくさっと弾き始めることができています。
まず親が弾く


ピアノを習い始めたからって急に練習の習慣を作れるわけではありません。
もう少し大きくなってからだとレッスンだけじゃなくて練習が必須ということを理解できると思うのですが、娘はまだ4才。
「毎日練習しようね!」
というお約束がポジティブな行動につながる気がしませんでした。
少しでもやらされてる感を感じたら「やんな~い!」と拒否し始めるのは過去の習い事やオンライン英会話で経験済みです。
なので、まず私が毎日弾きました。
電子ピアノに付属していた楽譜の中で一番簡単な「きらきら星」を2週間ほど練習したら弾けるようになりました。
私が弾いて、子供たちに歌ってもらったりマラカスでリズムをとってもらったりして家族で楽しんでました。(パパは撮影)
そんな感じで1ヶ月くらいは他の曲も弾いてみたりしていたのですが、だんだん娘が邪魔してくるようになりました。
少し弾くと、
というように。
しばらくすると、私が弾かなくても自分から弾くようになりました。
練習を促す言葉は一言も言わない
娘はやらされるのが大嫌いです。
「練習しなさい!」
なんて言ったら完全にアウトなので、言わないようにしています。
練習してほしいという気持ちが裏側にある
「ピアノ弾いてみる?」
とかも言わないようにしてます。
ばれるから。
レッスンを見ていないパパの純粋な気持ちの
はかなり良いですね。
はりきって弾いてくれます!
ワークをひそかに先取り
娘が通っている教室では、レッスン用に楽譜3冊とワーク1冊が用意されています。
ワークは楽譜の読み方を学ぶものなのですが、先生の傾向としてやっている曲に新しく出てきた音符の読み方とかのページをやるんですね。
だから、事前にやりそうなところを見ておいて新しく出てきた音符のカードをトイレの壁に貼りつけています。
4才娘がピアノ教室で音符を習うようになったのでカードを自作しました🎶
カードを使って実際に弾きながら覚えられるようなゲームを考え中🤔
音符のデータはちびむすドリルさんのものです✨ pic.twitter.com/oMgLjRCi9R
— いおり@Holoholo (@iori_holoholo) November 1, 2020
音符カードはちびむすドリルさんのものを印刷して使っています。
先生に音符を聞かれて答えられないこともたくさんあるのですが、ちょっと予習して少しでも娘の自信につながる反応を先生から引き出せたら、もっとピアノが楽しく感じられるんじゃないかなと思います。
ピアノひけるよ!ワークブック
ピアノひけるよ!ジュニア1
(2021/04/11 15:54:11時点 Amazon調べ-詳細)
知ってる曲が多くて、娘がいつも歌いながら弾いてる楽譜です!
「ママ!聞いててね!」の言葉には機敏に反応
と言われたらチャンスです!
ニコニコ座って聞きます。
ひたすら聞きます。
正直「え、今!?」と思うようなこともあるのですが、娘が「聞いてて!」というときはたいてい楽しい気持ちでピアノに向かっているのでチャンスなんです!
- 上手になったね!
- 素敵だね!
以外の感想を言うのが割と難しいんですが、先生が娘の演奏を聴いた後に
- わ~!いい音!
と、音に関しての感想を言ってるのを聞いたので、私もそうしています。
- 優しい音だね。
- 悲しい音だね。
- わ~!元気な音だ!
など。
そうしていると、娘が怒った時に
「ママ!たまちゃん今怒ってるよ!!!」
と言って電子ピアノの低い音を力強く弾きながら・・・
「こ れ だ よ !!」
と、怒りを音で表現してくれて、思わず笑いそうになりました。
間違ってても指摘しない
娘が演奏しているときに気を付けているのは、間違いを指摘しないことです。
娘は私に注意されるのが嫌なので、たとえ2拍伸ばすとこを1拍しか伸ばしていなくても、音が間違っていても、言いません・・・
最初ちょっと指摘したら
「これで合ってるの!!!」
とムキになって立ち去ったので、言うのはやめました。
正直最初はものすごく言いたかったのですが、今は「まあ楽しそうに弾いてるからいっか。」という気持ちでゆったり聞けるようになりました。
間違いは教室で先生に指摘してもらえるし、私の前で演奏してくれる時は楽しさだけ感じてくれればいいかなと思ってます。
ちなみに、私が指摘したせいで全く弾かなくなった曲があったのですが、その時は娘が他の遊びをしているときに私がちょくちょく弾いてみました。
効果あるかわかんないけどとりあえず・・・
という気持ちでやっていたのですが、レッスンで正しく弾いていて
と先生に伝えていました。
今後似たようなことがあったらまた使おうと思った作戦でした。
【娘がピアノを毎日自発的に練習するようになるまでにしたこと】最後に
ピアノを習い始める前、
と思っていましたが「ちゃんと練習」はしていなくても、「毎日ピアノを楽しむ」ことはできています。
先生に
「練習していますか?」
と聞かれて、
と答えていたのが、
に変わったとき、先生は喜んでいたし、私も驚きました。
という感覚ですね。
とはいえまだ始めて5ヶ月。
成長とともにいろいろあると思います。
今後も、娘の楽しさ重視で継続していけたらと思っています。
私の体験記がちょっとでも参考になっていればうれしいです。
(2021/04/11 22:34:06時点 Amazon調べ-詳細)
娘がピアノ教室で使ってるこのミッフィーちゃんの楽譜、すごく良いと思う😳✨
「ぴあのさん、あそぼ!」の楽譜に「ちゃれんじぶっく」のCDとクラフトを合わせる事で、本当にただただ楽しくピアノに親しめる✨
娘の体験の時、私が習ってた時代とは変わったのね・・と感動した😂 pic.twitter.com/RxKF4yKmkq
— いおり@Holoholo (@iori_holoholo) December 24, 2020
(2021/04/11 19:42:54時点 Amazon調べ-詳細)
↑こちらの楽譜に、↓こちらのCDとクラフトを合わせるととても楽しい!
(2021/04/06 17:55:36時点 Amazon調べ-詳細)



この楽譜の存在を知ったとき、ピアノを習う前に家でミッフィーちゃんの楽譜で楽しむのもありだったなと思いました!


